[過去掲示板投稿] 2002年度 2002年プロローグ  パブリック選手権

気まぐれ競技参戦記

[過去掲示板投稿] 2002年度 2002年振り返り 2002年プロローグ  パブリック選手権

2392 投稿者:golftat 投稿日時:2002/12/11 0:14 2391 今年のベストショット<2>

<2002年プロローグ>
去年から今年の初めにかけて、重くて硬いシャフトを試していた。ドライバーは44インチまで詰めた。
この時はプロのようなセッティングにすることで、自分も、安定した球筋が得られると信じていた。
結果は、・・・飛距離は、長さなりに落ち、重いクラブを無理に振ることで、インパクトで体が伸び上がって手が浮く癖がついてしまい、方向性も悪くなってしまった。
さらに、今シーズン通して使うつもりだったRV10+別注ボロンは、納品が間に合わず。結局パブ選はドライバーなしで臨むことに・・・

2417 投稿者:golftat 投稿日時:2002/12/12 0:03 2416 今年のベストショット<3>

<パット編>:4月18日パブリック選手権

(この時は本トピ未開設でした。振り帰る投稿がありませんので、思い出して書いてみます)

さて、絶不調で迎えた当日は、近年に無いひどい悪天候だった。強い雨が横から降りつけ、傘などまったく役に立たず、地面に置く時には畳まないと飛ばされてしまう。キャンセル続出のなか、私は、ショットをあちこちに曲げながらもスクランブル連発でスタートの10番から17番までパープレイ。18番でグリーン左下からのピッチが寄らず、3パットのダボ。前半38で折り返し。この時点では、220人中トップタイ。

後半はさらにおかしな天候になり、風か止まったと思ったら霧が出てきてボールが見えない。蒸し暑い。4番難関パー3に来たとたん、再び嵐のような風と雨、今度は急激に気温が下がってきた。
散々待たされたあげく、5Wのteeショットはチョロ。・・・ボギーパットは20Yの上って登り(笑)
重いコーライグリーンなので、絶対ショートしないよう、カップまでキャリーさせるつもりで思い切り打った。
後半に入って三連続ボギー、ここが勝負どころだ!
<続く>

2426 投稿者:golftat 投稿日時:2002/12/13 0:34 2417 今年のベストショット<4>

2mくらいオーバーするかと見えたパットは、強く降り出した雨でグリーンが遅くなったせいか絶妙のスピードでカランとカップに吸いこまれた。ボギー。ここまで6オーバー。残り5ホール。この天候ならカットは81か2だろう(去年は78)。残り5ホールのうち、2つをパーにすれば予選通過できる・・・
しかし、ここからさらに雨と風は強くなり、グリーンは水浸し。もちろんカジュアルウォータ処置でドロップするのだが、グリーン全体が水浸しなので、どこに持っていっても水溜りを避けるのが不可能だった。
さらに、強くなる風と、寒さ、待ち時間の長さが体力と集中力を奪う。
しかし私はここまで以上に集中を深めていった・・・
<続く>

2427 投稿者:golftat 投稿日時:2002/12/13 0:42 2426 今年のベストショット<5>

テニスボーイだった頃、試合中に言うに言われぬ幸福感が訪れることがあった。試合が進み、走り回る。一セットめは苦しいのだが、しばらくすると、心拍がが安定してきて、気持ちも集中してくる。洗濯機で脱水するとき、始めはコトンコトンと回っているが、ある時点から、シューンと澄んだ音になり、振動も収まる。あんな感じ。で、さらに集中が進むと苦しいはずの場面で何とも言えないいい気分になるのだ。上位者と競り合った試合のゲームポイントなど肉体的にも精神的にも苦しい場面でまれにこの感じを体験した。

人間の脳は、強い肉体的精神的ストレスが続くと、快楽物質を出して、苦痛をブロックするらしい。マラソン選手が体験する「ランナーズハイ」という現象だ。

ゴルフでこんな気分になったのは初めてだった。心拍数は低くてもランナーズハイは起こるのか?雨、風、寒さ、自身の不調、池のようなグリーン・・・

厳しいコンディションでも、ボギーなら取れるはずだ。そして、ボギーならまだ予選通過のチャンスがある。苦しいラウンドだったが、最後まで集中し、なんとか食らいついた。

<続く>

2428 投稿者:golftat 投稿日時:2002/12/13 0:47 2427 今年のベストショット<6>

その後、さらに雨は強くなり、拡大した水溜りを攻略?できず、パーが一つも取れず。3回も3パットをしてしまい、後半は47。トータル85で予選落ち(カット83)

「パーは勝ち、ボギーでも負けじゃない。」そう信じてがんばった。でも、悪天候に力及ばず、パーどころかボギーすら取れなかった。

結局、早い時間にスタートした人たちが予選通過となった。

しかし、不思議と不公平感は感じられなかった。むしろ、全力で最後まで戦い抜いたという充実感が残った。

先日、タイガーが、全英で81を叩いたときのことを聞かれていた。
「悪天候やスタート時間による不公平もあったようですがどんな気持ちでしたか。」
「ゴルフにはそのような人間がコントロールできない部分があるんです。私は、そのせいで苦しむのは嫌いじゃない。むしろそれが、全英のクールなところさ。」

ちょっとだけうなずけた。

◆◆◆ 今回の戦訓イロハかるた ◆◆◆
@ 不調でも ボギーになんとか くいさがれ
@ タイガーの 気持ちもわかる 悪天候

2431 投稿者:golftat 投稿日時:2002/12/14 0:55 2428 今年のベストショット<7>

ということで、前置きが長くなりましたが、(長すぎ)
今年のベストパットは、

パブ戦4番ホールでのボギーパット。

如何に切れずに、我慢し続けられるか。アマの場合、やはりポイントはボギーパットですね。コンディションが難しいときは積極的にボギーを狙っていく。パーねらって、ダボを打つとは負けだから。このときは、予選通過できませんでしたが、考え方は間違ってないと思っています。来年は大丈夫でしょう(多分)

後、悪天候でも最後まで諦めないこと。諦めると癖になってしまうから。このときに比べたら、台風の日刊アマの時の方がずっと楽でした。

それと、グリーン全体の水溜まりですが、ゲーム中は、プロなら8I位でチップするんだろうなどと考えていましたが、先輩のスクラッチチャンプに聞いたら、「グリーンの外までカジュアルで出して、そこからウエッジで打て」と言われました。
これって、ルール上いいのかな?とにかく、ここまでは、思いつきませんでした。

結果はダメでしたが、ためになった良い試合でした。

おさらい

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