[過去掲示板投稿] 2003年度 ◆気まぐれ競技参戦記:パブリック編:中部パブ本選

気まぐれ競技参戦記

 

3336 投稿者:golftat 投稿日時:2003/ 8/ 6 23:45 3263 気ま競:中部パブ本選1:ゴルフは車?

 

<前回までのあらずじ>
東海アマ予選、120人中11位で予選突破。いよいよ念願のパブ本選に、絶好調・最高の気分で望むTATだったが、・・・

パブリック選手権の中部大会は、東海地区と北陸地区を含む。

今年の決勝の舞台は、富山の小杉CC。

場所は、東北自動車道の小杉インターのすぐそばで、位置的には、名古屋の真北である。

昔は、名古屋から北陸方面には、名神で西に米原まで出て、北陸自動車道を使ったものだったが、小杉CCからの案内によると、東海北陸自動車道を使った方が早いらしい。道まで教えてくれるとはなかなか気が利いている(笑)

東海北陸自動車道で、一宮からほぼ一本道で、富山まで。やたらトンネルが多く、車は少ない(お金かかってそう(笑)。距離的にはだいぶ近かったが、白川郷のあたりが一部一般道になるため、時間的には米原周りとあまり変わらなかった。

決勝の案内が来た時にすぐにホテルを予約しなかったため、小杉CCから離れたホテルになってしまい、夜だったため、探すのに一苦労。一段落したころには、12時を回っていた。

こんなことなら小杉CCの駐車場で、車中で寝た方がよかった・・・

愛車(好きじゃないが)の○ヨタ○オリスは、基が○ークⅡなんで、ヒップポイントが低いし、シートが相変わらず駄目。ふわふわなので長距離を乗ると、とても疲れる。

カーナビと、良いシートの車があれば、疲労度はかなりちがうな。

そうか!だからみんなベンツに乗ってるのね(笑)

学生も(笑)

ということで、見知らぬホテルで、眠れぬ数時間を過ごし、スタート2時間前に出発、朝の渋滞を気にしながら小杉CCを探す。

地図通り小杉インターを少し過ぎたところに、その美しいパブリックコースはあった。

(続く)

<そこには、どんなコースが、強豪たちがTATを待っているのか!

気まぐれ競技参戦記:中部パブ本選2:フィニピタ反対論

につづきます。>

3344 投稿者:golftat 投稿日時:2003/ 8/11 23:57 3336 気ま競:中部パブ本選2:最高の練習方法

 

地図通り小杉インターを少し過ぎたところに、その美しいパブリックコースはあった。

幸い、思った通りの時間に到着することが出来た。

現地の知人から連絡が入る。天気の関係でグリーンは高速にはあまり仕上がらなかったようだ。

ロビーで、地元の新聞を見ると、昨日の練習ラウンドの結果?や、有力選手の紹介、優勝候補選手の予想などの記事ががデカデカと載っている。

しかし、前日から新聞の記事になるなんて、しかもこんなに大きく・・・すごい盛り上がりだ(笑)

地元では一大スポーツ行事なのかもしれない。


打球練習に向かう。
目的はアップだけでなく、他の選手を見ること。

上手くなるには、独りよがりのコダワリや、美学を捨て、内輪にこもらず、出来る限り高いレベルの試合に出ることだ。
他の選手を観察し、試合のレベルを計るのは最高の練習方法。

意外と学生が少ない。25歳以下は、1/3くらいか?

森林の先輩で全国戦に行った人の話だと学生ばかりということだったが、地区戦では、まだ、一般ゴルファー?が多いということか。

アップを開始しつつ、他の選手を観察する。

皆、実にスイングの完成度が高い。

クラブのAクラスや、今まで出場してきたシングル限定の試合と比べても、その差は歴然だ。

上手い人はどの試合にもいるんだけど、ここは、ヘタな人が居ない(笑) これだけ上手い人が並んで打っている光景は久しぶりに見た。圧巻だ。

「HC10くらいでスイングは大体完成し、あとは小技。」

などという人もいるが、とんでもない。やはりスイングは出来上がるのはHC5以下なんだろう。

スイングの完成度というのは、どのあたりに表れるかというと、・・・

(続く)

<一つ話がずれましたが今度こそ

気まぐれ競技参戦記:中部パブ本選3:フィニピタ反対論

につづきます。>

3361 投稿者:golftat 投稿日時:2003/ 8/22 23:19 3344 気ま競:中部パブ本選3:フィニピタ反対論

(前回までの続き)

中部パブリック1日目の練習場。参加者たちのスイングの完成度に唸ったTATだったが・・・


皆、実にスイングの完成度が高い。

さすが地区の本選ともなると違う。

クラブのAクラスや、今まで出場してきたシングル限定の試合と比べても、その差は歴然だ。

スイングの完成度というのは、どのあたりに表れるかというと、ズバリ、軸である。

飛ぶ、飛ばないはあるけれど、皆、スイングにブレが無い。

ヘッドがスイングレール上を走り、ボールを打ち抜いた後、クラブと手が毎回決まった

「車庫に収まる」(ゲイリープレイヤ)

アイアンショットのフィニッシュでスーと体が静止し、ボールの行き先を見る。この姿が実に皆、様になっているのである。

ところで、

どの練習場にも、フィニッシュを決めるのに、命を懸けている人がいる(笑)

変な打ち方で、変な球を打った後、クラブと体を無理やり静止させて、

フィニッシュをピタッ!

と決めるのだが、これがかえって笑える(笑)

最近の若い人にはゴルフはダサいと言う人が多いが、練習場の

フィニピタオヤジ

これがダサいと言われる原因だ(笑)。

大体、プロや上級者のフィニッシュがカッコいいのは、軸が決まっているからである。 つまり、

軸ピタ

がカッコいいのであって、フィニッシュ位置でクラブが止まることと、スイングのかっこよさとは本質的に関係がない。

ドライバーのフルスイングでは、ジムマクリーンや弟子の江連プロが言うように、「リバウンド」するまで、振り切るのが良いと思う。

究極レのKID師匠がいう、「フィニッシュで逆方向に捻っていく感覚」があるとすると、フィニッシュで静止するのはテンションが抜けているということにならないか?

アイアンショットでは、ターフを切った分ヘッドの勢いが殺されるのでフィニッシュあたりでヘッドが静止する。

これも止めるのではなく、決まった「車庫」に自然に惰力で収まる感じが欲しい。

無理にフィニピタに拘ればスイングが悪くなる。左足にも負担がかかる。

下手になり、体にも悪い。大体、そこそこ飛んでバックから80切れない人(ほとんどの人?)は軸が出来ていないので、フィニッシュの形も決まっていないのだ。このみっともない形でわざわざ長い間静止するので、さらにみっともない(笑)

おまけに本人はカッコいいと思っている様が見取れ、それがまた滑稽で哀れみさえ感じられる(笑)

フィニピタより、軸がブレないスイングにコダワろう。

プレイヤーの言う「車庫」が決まり、クラブが自然にそこに収まるようになるまで軸ピタを目指そう。

その日まで、フィニピタは止めよう。


さてスタート時間も近づいている。私もアップしなければ。

私はヘッドを振るセンスはあると思っているが、軸の完成度はこの参加者の中では・・・・?

私もフィニピタしません(笑)

(続く)

<いよいよスタート!相変わらず前振りが長い!

気まぐれ競技参戦記:中部パブ本選4:ギャラリー

につづきます。>

3376 投稿者:golftat 投稿日時:2003/ 8/27 1:16 3361 気ま競:中部パブ本選4:ギャラリー

(続きです。)

スタート時間が近づいてきた。早めに、スタートホールに行ってみる。

練習場も良いが、最も競技の雰囲気を味わえるのはスタートホールだからだ。

スタートホールがどうしても苦手と言う人が居るが、大きい大会ほどスタート時のギャラリーが増える。

こういう人は上に行くほど不利だ(笑)

クラブの先輩のKさんは、

「クラチャンの時、一般の組をパスしていくでしょ。そのとき、みんな自分の球を見て、

おー!(さすが)

って言ってくれるんだよ。あれが快感で毎日練習している。」

と言っていた(笑)

ギャラリーの前で打つのが苦手の人は、競技ゴルファーとして未来は無い。

私は、元テニスプレイヤーだからかギャラリーが増えるほど、いいショットが打てるタイプ。

今日は今までで最高のギャラリー。

競技委員5-6人、プレイヤーとキャディが、15-6人、同伴ラウンドは出来ないためプレイヤーの見送り?する人が20人ほど。 腕章をつけて立派なレンズを付けたカメラを構えるフォトグラファーが、3人。

日刊アマもそうだが、だれが優勝するかわからないので、スタートホールで全員の写真を撮るのだ。(売ってくれない(笑)

私から、テーオフ。

スパットの後ろにテーアップし、帽子を取って、競技委員と同伴者に、「お願いします。」と言う。

ボールの後ろに立ち軽く素振り。シャフトを飛行線に見立て、ターゲットを狙う。 うん、プロっぽいぞ。

ボールに近づき、シャフトを飛行線と直角にセットする。

グリップを決め、左足、右足の位置を決める。

ターゲットを一回見てワッグル。

スパットを見て、右ひざまで大きくワッグル。

ボールの後ろにヘッドをセット。

ギャラリーの一瞬の静寂と注目。

この瞬間がたまらない!

バシュ!

完璧な軌道でヘッドはボールを捕らえた。

おぉー!というざわめき。

思わずフィニピタ(笑)

<いよいよ始まった中部パブリック選手権。ネオ超尺システムは地区大会でも通用するのか?

気まぐれ競技参戦記:中部パブ本選5:Sへの階段

につづきます。>

3396 投稿者:golftat 投稿日時:2003/ 9/ 4 0:25 3376 気ま競:中部パブ本選5:Sへの階段

 

(続きです。)

東コース 1番ホール パー4 395ヤード。
大ギャラリー?の前で打ったオープニングドライブは、残り100Yまで飛んだ。 Pのスリークォータで乗せて、簡単にパー。

2番 524Yパー5。 ティーショット5Wの刻みと4打目のウエッジを失敗し、ダボ。

3番 385Y パー4。 セカンド、右奥にオーバー。パターの寄せがチップインして、バーディ。

このあたりまでは良かったが、・・・



ここで、同伴競技者のプレーを見てみよう。

Sさんは、年も飛距離も同じくらいだが、ショートアイアンの技術が全く違う。

どうやるのか、同じ高さでスピン量を変えて、止まる球とアゲで吹き上がらない球を打ち分ける。

頂点から、落下する速度が違うのである。バンカー越えでは、蝶が止まるように、ゆっくりと着地する球を打つ。
今回のような硬く締まったグリーンでは際立つ技術。Sさん、すごい技術水準だ。

私なんて、フェアウェイからでも、バンカー越えだと、嫌な感じ。チョッとラフだと、止まらず、簡単にグリーンを転がり出てしてしまうのに。

上級に行くほど、短いショットに凄みを感じるようになる。

Nさん、Tさんは、ベテランでソツなくまとめるタイプ。しかし、ドライバーからパットまで欠点がなく、自分のスタイルが出来上がっている。

飛距離とブレをシッカリ把握しているので、初めてのコースでも、想定したルートを通ってピンまで辿り着ける。

失礼な言い方だが、二人ともお年の割りにドライバーが飛ぶ。
HSは私のほうが、6-7m/s速い感じだが、チョッとシンを外すと、飛距離が変わらない。

それでいて、ウエッジ、パットが上手いのだから、いいスコアが出るに決まっている。

私はどちらかと言うとティーショットでアドバンテージを取るデフェンシブなプレイスタイルで、同じハンディキャップの人と比べてもウエッジが上手くない。

ウエッジは、練習もあまりしない。転がした方が確実だし、少ない練習量で結果を出せるから効率が良いという考え方で、これはこれで一つのスタイルなんだと割り切っていた。

「シングルになりたい」人にはこの考えは正しいと今でも思う。 ハンディキャップ一桁にするだけなら効率は非常に良い。

しかし、地区戦のレベルになると、転がせる状況でパーに出来るのは当然。

球を上げてもある程度はパーが見込めないと。

HC5以下のSクラスで戦うには、安定性に乏しく、バリエーションも少ない私のウエッジプレイは、完全に欠点であると感じられた。

150Y以上のロングショットに関しては、

ドライバーのキャリー
グリーンへのショットを止める能力
風を抜いて前へ飛ばす能力 <= ショートアイアンはダメだが。
等など

このレベルでも何とか通用しそうだ。

そして、一番大事なパット。 意外や、これもあまり差を感じなかった。
まあ、パットは上手い人でも入ったり入らなかったりするので・・・

進行が遅かったせいで、みなさんとイロイロなお話をすることが出来た。

皆さん、ホームではトップクラスの選手で、外の競技だけでなく、それぞれの地元のインタークラブ競技の様子や、クラチャンの戦歴?をうかがうことができた。

クラチャンでマッチプレイの決勝を戦ったことが無いのは私だけだった。

<次のステップ Sクラスへ足を踏み入れようとする TAT!!

気まぐれ競技参戦記:中部パブ本選6:アマの深淵

につづきます。>

2020-03-05 追記 続きなし。


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