[前回の気まぐれ競技参戦記] マッチプレイ第1ラウンドは、Golftatのパットが覚醒、驚異のチップイン2回10パットで、難敵のMさんを撃破! 今回のステージは、ベスト4を賭けたマッチプレイ2回戦だ・・・
マッチプレイ編 決勝第2ラウンド 対Mさん
第1章:ベスト4を賭けて
クラチャン決勝1日目は、18ホールのマッチプレイを2ラウンドまで。1ラウンドを奇跡的に勝ち抜いたGolftat、もう一度勝てばベスト4だ。2回戦の相手は、先週の予選もご一緒したMさん。(1Rとは別のMさん)18ホールまで縺れた(先週の)Mさんと私のマッチとは裏腹に、かなり早く終わらせたようだ。先にスタートしたこともあり、ずいぶんゆったりと待ってくださっていた。
バナナとパンの軽い食事を取り、ベスト4を賭けて大2ラウンドに突入だ。
第2章:その音
今回はHC10で登場しているMさん。先週は、久しぶりの競技参戦で他の競技者のプレーを見る余裕が全くなかった。しかし、Mさんのウエッジショットの音は鮮烈な印象を私に残していた。
狭めのスタンスの中央に置くボール、ややハンドファーストにセットするグリップ、体重のかけ方、リストの動きを抑えたストローク。全てがキホン通りで、黒いプロモデルのサンドウエッジで打たれたウレタンボールは、カツンと乾いた音を立て、やや低めに強いスピンがかかってターゲットに向かってゆく。
競技に出られる方なら、練習場の打球を1発見るだけでその人のHCは分かるであろう。後ろの打席で打っていてもその音で分かるものだ。
先週、クラチャンの予選で、その音を聞いた私は、Mさんの技量が、HC10や9の程度ではないことを分かっていた。聞くところによると、MさんのHCが10なのは、ウチに入会したてだからで、前のゴルフクラブでは、HC6とのウワサ。 これは厳しい戦いになるな。
第3章:序盤
1番 パー5 OBあり、チョロありでお互いバタついたが、結局私がダウン。
2番 パー4 きわどいパーパットを決め、私が取り、イーブン。午前中のパットの好調が続いているか。
3番 パー4 パーで分け。
4番 最難関パー4 ショットがブレた私、ボギーパットが入らずダウン。
5番 パー5 パーで分け。
6番 パー3 またもきわどいパーパットを決め、私が取り、イーブン。
第4章:ウィンドウ
ここまでスコアはイーブン。しかし、ショットの内容ではMさんが私を圧倒している。2打目の時点で、私は常にMさんよりピンから遠い。私がアップした2番・6番も、寄せを先に打ち、パーパットを先に決めて決まったもの。PGAのプロは、出玉のことを「ウィンドウを通す」というが、自分の
ウィンドウを通す確率が、Mさんは、私の倍くらいある。
又、全てのショットで自分のウィンドウを確立している。私は振っているだけで、行方は球に聞いてくれというレベル。さすればティーョットかセカンドかどちらかがブレるので、2打目の時点で、私は常にMさんよりピンから遠いというわけだ。寄せは、いつもSWで例の打ち方をするのだが、これも完全に自分の手の内にしている感じ。パットも緩みなく、ゴルフ全般にスキがない。HC6って(ウワサだが)、こんなに完成しているのか。
第5章:ウレタンボール
徐々に調子を上げるMさん。
7番パー4 Mさん、乗せて2パット。乗らない私、寄せきれずパーパットが外れダウン。
8番パー3 例によってパーパットを先に決め、プレッシャーをかける私。しかし、Mさん バーディパットを入れ返し、私 ツーダウン。相変わらず、ショットで打ち負けている。
Mさんは、ハイブリッドを入れていない。ウッドは5番のみ、アイアンは4番から。全てのショットで、ウエッジみたく球をツブせる。
スピンが効いたアイアンショットは実に美しい飛び姿、直進性、止まりも見事だ。スピンは初心者にとっては、球を曲げる悩みのタネ。上級者は、それを、止めたり曲げたりのコントロールに使う。ドライバーは力があれば誰でも飛ぶが、アイアンはインパクトの質が問われる。そう、違いはその音だ。
ドライバーのヘッドスピードは、私の方が速いのだが、平均飛距離は同じ位。ドライバーは、ツブシがきつい分、少しスピンが多いか。打音の迫力の割には球が前に行っていない。ステルスからステルスプラスに変えて良くなったとおっしゃっていたが、これだけツブせるなら、プラスの方が良いだろう。Mさんのフィッター、良い眼をしているな。
ここまでウレタンボールの性能を引き出せるアマは少ない。先週、ラウンド途中からスーパーニューイングに変えて直進性と飛距離が増した私とはボールストライキングのレベルが違う(笑)
第6章:経験値
1回戦は、何とか持った天気だが、2回戦がスタートする頃には、雨がパラつきだした。
2回戦、9番終えて後半10番に向かう頃から雨が強まる。
私はアメリカの中西部でシングルになったので、風は気にならないが、雨が苦手だ。二十数年前に日本に帰ってからは、「月一」ゴルファーなので、キャリアの長さはあるものの、コースでの経験が少ない。
10番 パー4 ここは、2打で届かない。 雨の中、ウエッジと寄せでまごつき、私 スリーダウン。Mさんの背中が雨に霞み始める。
なぜ、こんな雨のなかで普通にプレー出来るのだ?
その後も徐々に強まる雨。淡々とプレーを進めるMさん。私は集中力を切らさぬよう、必死に食らいつく。
14番パー5 雨はさらに強まり、霧がかかってきた。オナーでドライバーを打つMさん。 ふと見ると、アドレスする前に、ポケットからボールを拭くタオルを取り出し、グリップをしっかりと拭いている。私は普段からグローブをしない。グリップが古くなって滑るクラブもある。
こういう細かい部分が、競技の経験値なのだな。私は技量が足りないだけでなく、経験も準備も注意力も未熟だ。
そんなことを考えながら私は気の抜けたようなOBを打った。Mさんの背中が霧の中に消えて行った。
第7章:成果と呆然自失
5年ぶりのクラブ4大競技復帰は、結果だけ見るとベスト8と上々の結果に終わった。しかしこれは、予選のインが13パット、マッチ1回戦のインがチップイン2回の10パットと、マグレの寄せ・パットが連発したため。
私は復帰戦ということで、8月から練習を重ね、なんとかHC10か9程度の実力まで戻せたつもりであった。今回対1回戦で戦ったMさん、2回戦で戦ったMさんは共にバリバリの競技ゴルファー。マッチで2人と対戦してみると全ての技術が全く別物、特にショット力では、全く勝負にならない。
現役のHC6のゴルフって、こんなに完成していて強いのか。
私のクラブ競技の過去最高記録は、クラチャンベスト4、スクラッチ5位である。これを超えるためには、このクラスの選手に勝っていかなければならない。その先にはさらに強いローハンディの選手たち。一体、どうすれば・・・・
//エピローグ//
競技ゴルファーは競技を通じてしか成長出来ない。復帰戦で予想以上の成果を得、又、大きな課題を与えられたGolftat。
次の試合に向けてどんな立て直しを図るのか。
と、復帰戦で気合が入ったところですが、今シーズはこれでおしまい。
競技は来年までお預けです。3月の中部シニアアマ予選か、4月のアマチュアゴルファーズが初戦となります。
ではまた次の競技フィールドでお会いしましょう。
<<今回の戦訓イロハかるた>>
ネコに小判 ヘボにウレタン
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