㊙Fitting テクノロジーで新エースドライバーを設計せよ!(2)

2020 シニア de Returns

前回まで

ということで、さっそく実行。ところで、皆さんのなじみのショップやクラフトマンは、どんな感じで、クラブフィッティングをされているだろう。

これから紹介するFitting テクノロジーは、皆さんの聞いたことのないプロセスかもしれない。多分ご理解いただけないが、それは無理はない。

なのでまあ、そんなものかと思って読んでほしい。今(2020年10月)はこれを実施出来るプロやクラフトマンは少ない。まあデシャンポーのチームとかならとっくに習得しているだろう。近い将来、このテクノロジーが広まった暁には、皆さんは、習っているレッスンプロやクラフトマンと相談してこのプロセスを経てからドライバーを買うことになるかもしれない。

Step1: Club deliveryの制限を設定

まずは、club deliveryつまり、私が出来るヘッドの動かし方の制限を設定する。
入力値は2つ。
① スイングプレーンの角度(SPA)と、② ヘッドスピード(HS)
に対して最適な弾道を想定する。
①は、基本的には身長と前傾度合い、それにシャフトの長さで決まる。これは、アドレスの角度ではなく、デリバリーつまり、打つ直前の角度である。Trackmanの定義と同じ。米国のほとんどの場合、45°から50°である。私は、シングルプレーン党なので、身長167cmのわりには立ち気味で45°だ。
②は、打者の能力で、現在の私の最高値でシャフトのインチ長さの115%。 つまり、45インチなら 51.7 m/s、47インチなら54 m/s。を上限とする。これは、普段練習で使っているユピテルでの表示で、Trackmanだと、それぞれ、48m/s, 50.2m/sとなる。

Step2: 弾道の設計

次に弾道を設計する。最終的にはクラブのコンフィギュレーションの設計だけれども、欲しいのはクラブではなく、弾道だからである。

  • V(初速)

V 初速は、HSで決まる。IF(Impact Factor) = 1.48だから 71 (@HS48) から 74.3(@50.2) m/s。

  • LA(打ち上げ角)

15°が前世の目標で、世間一般でも最適と言われる値だが、 最近の研究により、クラブ、スイングとティーの調整で17度まで行けそうと解った。で、17°を目標にしよう。 LAは8割方Dynamic Loftの方向だが、AAを上げると、なぜかこのベクトル比率を上げることが出来る。ここ秘密(笑) ロフト8度、AA10度、内、前シナリキック 3度で Dynamic Loft 18°で行けるとすると、これでLAが 17°となる。

  • SPIN(スピン)

スピンはスピンロフトで決まる。スピンロフト=Dynamic Loft – AA(入射角)であって、

スピン量 1800rpm位にするためには、スピンロフトは、9度くらいにしなければならない。

上の条件だと、 Dynamic Loft 18°ー AA10° だから、 。 うん、十分行けるが、実質AA7°はかなり難しい。実質AA6°、前シナリ4°、これくらいシャフトに任せないとダメか。全体的にかなり挑戦的なパラメタ設定だが、今のヘッドとボールで何とか行けそうだ。

STEP3: クラブのSPEC&CONFIGURATIONの設計

まずは、割れてしまった TDX by GolftatのSPEC&CONFIGURATIONを振り返ると、

48 inch, Loft 7.5° 実ロフトは8度で、前シナリキック量は普通だから、3°位。48インチで私の筋肉量に相応したヘッド重量だから、初速は最適値の74.3m/sに近い値になるはずで、実際73m/s位は出ていた。

前世(10年前)では、 LA 15°、SPIN 2000rpm, 初速 75m/s を目標に、TDX by Golftat を設計し, スイングを合わせ込もうとした。

2020年10月1日のデータを見てみる。

2打目

3項目LA  14.5°、8項目SPIN 1900rpm、初速は 72.7とやや足りないが、弾道はほぼ設計通りで、距離も 305ヤードと、設計通り。

これをさらに改善、今回の設計値 17°、1800rpmに近いものを探すと、

3打目
3項目LA  17.2°、だが8項目SPIN2690rpm、6項目右回転103prmとほぼストレートだからフェースは開いていない、これはDymanic loft過多、つまりテンプラだ。 高さ51ヤードはデシャンポー並みだが、落下角度 47°、これはエンベーロープ(許容範囲)外、これではランが出ない。この高さにしては初速が低すぎだ。初速を上げれば少しは落下角度を下げれれるが、そのためHSを上げると、このSPIN量では高さも上がってしまうから、落下角度が再び増えて結局エンベーロープ外、距離は伸びない。このスイングパラメタ、デリバリーではダメだ。
4打目、滞空時間、落下角度のエンベーロープ(許容範囲)に未だ余裕がある。
のLAをもう3度くらい上げて17°に出来ればば、高さ38~39ヤード、キャリーが9ヤード位伸びて理想的だ。 ここを狙って、スイングのパラメタと、クラブのSPEC&Configurationを設定しよう。

このように、エンベロープ内で、相互に関連するパラメタを組み合わせて飛距離を最適化するノウハウが、フィッター(Golftat(笑)の腕の見せ所。

ということで、
クラブのSPEC&Configuration
ヘッド: PING G400 MAX 9° => 8° 設定、錘、ビス外して190g
シャフト: Aerotec 先2インチ切り XX相当
長さ 47 inch
スイングのパラメタ
ボール位置 Low point 左 18 cm
ティー高さ 6cm
300ヤード出すにはちょっと、シャフトのキックと、HSが足りないか。まずは、Trackman測定してみよう。

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