トラックマンリテラシーという言葉を定着させたい。

トラックマンリテラシー

Youtubeでトラックマンに関する動画を投稿していて、まとめ「再生リスト」のタイトルをトラックマンリテラシーとした。

Trackman Literacy トラックマンリテラシー これは私の造語だ。

米国では20数年前に、ヨーゲンセン先生がPhysics of Golfを世に出した。かの有名なD-Plane理論である。Trackmanがこれを全面的に採用、「旧飛球理論」との闘いを経て業界標準に定着。

これが2003年から2005年くらいの話だ。現在トラックマンは、欧州PGA、US PGA、並びにUSGAの公式測定器である。つまり用語も含め、世界標準であり、業界標準。その後はトラックマン以外の計測器の性能やデータも充実し、テレビ中継からレッスンまでData-drivenなゴルフ環境が加速している。

ベテランのプロが、

「俺らの時代は飛距離は「ヤード」で測っていたんだが、今じゃMPH(時速何マイル)で言われるので訳が分からん」

と言ったのは、10年も前になってしまった。

自らトラックマンを所有するツアープロは700人以上。PGAの練習風景でオレンジ色の四角い箱が並んでいる光景はおなじみだ。彼ら彼女らは常時練習でトラックマンを使用して何やら数字をチェックしている。テキサス大学ゴルフチームは、トラックマンを6台持っている。ちなみにNCAA Division1のゴルフチームのメンバーは5人だ。今では高校のゴルフ部でさえ、日々トラックマンを使用し練習している。というのは、

米国大学の、ゴルフチームのトライアウトの足切りがTrackman Combineのスコアだからだ。

先のヨーゲンセン先生のD Plane理論が認知されることにより、今ではコーチも選手も飛球に影響するクラブデリバリーデータが何かを理解している。これにより測定データの利用価値が高まった。データはリアルタイムで明らかになるので、修正・改善のフィードバック速くなり、選手の上達が加速している。練習で多用されるのがノーマルモードである。風無し・平地・その他通常のコンディションに毎回データを変換し、常に同じ条件で弾道を評価する。これをウエッジの練習に常用することにより、距離感が飛躍的に向上する。最近の若手プロがウエッジの距離感が良いのはこのためである。

もう、球数を打った者が勝ちの時代ではない。

翻って日本はと言えば、用語の定義を正しく理解しているかも怪しい関係者が多い。世界標準・業界標準に追いて行けないトラックマン文盲 (もんもう)なプロ・コーチ・フィッター。D-Planeどころか「打球は9種類」?「飛球法則」?とかいう40前にPGAの教本に載っていた理論?を振りかざすプロ・コーチ。もっとタチが悪いのが、「新飛球法則」とか言って、D-Plane理論に自己流の解釈を加えて、『「旧」は間違いで「新」はこれです。』とか言っているプロ・コーチ。トラックマンの定義とは違う自己流の定義・解釈でそれらしい用語を使うフィッター・コーチ。ヨーゲンセン先生が泣いている。救いようがない。

トラックマンリテラシーを広めなければ

このままでは、日本ゴルフは世界から立ち遅れてしまう。ということで、トラックマンの知見を分かりやすく解説する動画「トラックマンリテラシー」シリーズを強化リリースして行きます。日本でも世界と同じ基準でゴルフの話が出来ますように。世界のゴルファーと同じコトバで弾道や道具の話が出来ますように。

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