[過去掲示板投稿] 2003年度 気まぐれ試打 カムイタイフーンYゴルフスペシャル

[過去掲示板投稿] 2003年度 気まぐれ試打 カムイタイフーンYゴルフスペシャル

2970 投稿者:golfTat 投稿日時:2003/ 4/11 0:31 2953 気まぐれ試打:Hの結論

@@ 登場人物 @@

H・・・Yゴルフスタッフ。GolfTatの現実用品師匠で、卓越した打球技術と、フィッティング技術を併せ持つ。

<先回までの続き>

これの続きです。

[過去掲示板投稿] 2003年度 気まぐれ試打 カムイタイフーン380の巻
[過去掲示板投稿] 2003年度 気まぐれ試打 カムイタイフーン380の巻

やっと今回、ショップスペシャルの実力は??

<DUOの話をしていたHとTatだったが・・・>

えー、そうなんですか?ま、もとからプロギアは力入れてないですもんね。

Tat

そうそう、これが出来たよ。

と、H、ショップの奥から、一本のドライバーを取り出す

おー、こっ、これは!

Tat

カムイじゃん。

Tat

ヘッドは見た目は市販のカムイタイフーン380と変わりない。シャフトは、塗装前の、研磨されてカーボン剥き出しの真っ黒な状態の物である。

Tat、ワッグルしてみる。

あ、これは、レブライトですね。

Tat

うん、よくわかるね。

H

15g軽ければわかりますよ。

Tat

実は、このショップにあるプロトタイプの裸シャフトは、たいていNGSと共同開発したD-rev シリーズで、最近雑誌等にも良く取り上げれれて好評を博している物である。

レブライトは、昨年完成したレブツアー(68g)より、やや軽く、HS遅めの人にもレブシリーズの特徴である強く曲がりの少ない弾道が楽しめるというモデル。

ライトは、レブシリーズの「捕まりやすく、高くて、吹かなくて、しかも左に曲がらない(笑)」という特徴がさらに強調されて打ち出し角が高くなっていますから、カムイとの相性はいいはずですね。

Tat

研修生3人に打たせたけど、みんな2球で打ち止め。奥のネット越えちゃうから。そんなにハードヒッターじゃないんだけど・・・

H

<続く>

2971 投稿者:golfTat 投稿日時:2003/ 4/11 0:40 2970 気まぐれ試打:Hの結論2

@@ 登場人物 @@

<続きです。>

〇pocのネットまでは210Y。ボールはBSの「B」で、いわゆるダンゴボールである。ネットの下段に「250Y」の表示があるが、実際の飛距離は、250Yに、真横から低めの球で当てられればラン込みで250Y、ネット付近でふわっと急角度に落下する球で、230Y位の飛距離になる。

10年ほど前、ネット飛び越し事故がおきてから、210Y先のネットの5m奥に、10mくらい高いネットを追加した。
管理の人によると、場外に出たボールも回収にまわるのだが、手前のネットと奥のネットの間に落ちているのが、1週間に30-50球、奥のネットを越えるのは、1週間に1球あるかどうかだという。

私の経験では、練習ボールで、マアマアの高さに打って、43m/sで、ネットに届く、48m/sで手前ネットの上段、51m/sで、奥のネットに届く。奥のネットを越えるには無風で、56m/s、追い風で53m/sのHSと的確なミート、そして高く打つことが必要だ。

つまり、1週間に何人の客が何万発のボールを打つのか知らないが、手前のネットを越える球が、1週間にトータルで50発、奥のネットを越えるのは非常にまれ・・・

そんなにハードヒッターじゃない研修生とはいえ、HSは50m/s程度はあるのかもしれない。しかし、全員が奥のネットを超える??

その先は、野球のグランド、右側は、マンションの駐車場なので、簡単に越しては困るのだが・・・

試打は、先約があるんで。Tat君も来て一緒に見て。

H

。。。

Tat

<気まぐれ試打ファイナルエピソードはいよいよクライマックスへ。
気まぐれ試打:Hの決断
に続きます。>

2988 投稿者:golfTat 投稿日時:2003/ 4/15 0:01 2971 気まぐれ試打:Hの決断

@@ 登場人物 @@

H・・・Yゴルフスタッフ。GolfTatの現実用品師匠で、卓越した打球技術と、フィッティング技術を併せ持つ。

客A・・・ショップスペシャルカムイの試打を行っていたゴルファー。推定HC15。

<前回までのあらすじ>
ショップスペシャルカムイの噂に?のTatだったが・・・

そんなにハードヒッターじゃない研修生とはいえ、HSは50m/s程度はあるのかもしれない。しかし、全員が奥のネットを超える??

・・・・・

H,Tat練習場の打席に移動。客Aと会う。

客A 打席でアイアンを打っている。バックはやや内側に上がり、トップはまあまあの位置にクラブが来るのだが、トップで体が一旦止まってしまうので、ダウンは、キャストしてヘッドがやや外から降りてくる。

アベレージゴルファーに非常に多いスイングで、リリースのタイミングで球は左に曲がっているが、潜在的にはスライスのスイングである。

私の観察する限り、フルバックから回って80を切れない人は、ほとんどこのスイング軌道である。(自覚の出来ない人は一生80を切れない?私も実はこのパターンなんですが。しかし、悪い自覚があるので80切れます(笑))

ジムマクリーンらがいう「エキスパートでないゴルファーに多い「in, up, and out」のスイング軌道」である。

球の高さは普通で、やや左曲がり、HSは41~42m/sくらい。HCは、15から20くらいか。

これです。

H

客A、ショップスペシャルを打ってみる。

パコッ!

おぉ、こっこれは!!!

Tat

<<今シーズン最後の「おぉ、こっこれは!!」は、ことのほか前振りが長いぞ! 「!」も一つ多い!
気まぐれ試打ファイナルエピソード後編:Hの結論2
に続きます。>>

3002 投稿者:golfTat 投稿日時:2003/ 4/19 2:18 2988 気まぐれ試打:Hの決断2

客Aは、Hと、Tatの前で、ショップスペシャルカムイを打ち始めた。

パコッ!

Tat「おぉ、こっこれは!!!」

不思議な飛び方だ。球速は出ていないのに、頂点からなかなかて落ちてこない。ふわふわ漂って、いつまでも球が飛んでいる。そして、ネットの中段に横から当る!! HS46m/sくらいに相当する飛距離だ!!

ん? 今日無風ですよね。

Tat

うん。

H

旗は全く動いていない。どう考えても無風だ(笑)。

客A 打ち続ける。やはり、HSは、41m/sくらいだ。私は、のべ5万回はプロギアのHS測定器を使っているので、音でかなり正確にHSがわかる。

客A,打ち続ける。

時々、上段まで球が届く。 HS48m/sに相当する飛び方だ!!

今のは、飛んでるな。

H

・・・(私と変わらないじゃんか!!)

Tat

今まで、ネットに届いたこと無かったんですよ(ウハウハ)

A

しかも、ネットに当たる角度もいい。しかし、この飛び方は・・・

Tat

こういうわけなんだよ

<メーカー、ショップの都合を考え、この会話は、割愛します。>
・・・

あれをついにやっちゃいましたか。思い切りましたね。

Tat

今の時代は、明らかな特徴出さないと売れないから。

実弾テストは?

Tat

明日、E君(HC9,HS41m/s)がコースで。

Eさんは、アイアンの切れと、パットが抜群だから、これで、飛距離が20Yくらい伸びたら、あっという間に片手ですね。

Tat

今の所、誰が打っても飛んでる。

H

Aさん、夢中で、ショップスペシャルカムイを打つ続けている。

顔がほころび、上気している。

飛距離が伸びて喜ばないゴルファーは居ないというけれど、本当に飛ぶクラブは、もっと本能的な、脳の原始的な部分を刺激するようだ。

ボールとのマッチング研究を急がないと・・・実弾では、ここまでの差は出ないと思うけど・・・

Tat

競技ゴルファーの私は、当たり前だが、道具より、スイングを第一に考える。ゴルフは道具を使うスポーツとはいえ、体を鍛え、技術を高めるのがスポーツの本質のはずだから。

しかし、Hさんの作り出したショップスペシャルカムイで、Aさんが放つ不思議な弾道を見せつけられた私は、スイングに道具を合わせる時代は終わりを告げ、道具が主体、つまり、ボールとクラブの性能を引き出すようなスイングを考えるように、時代が変わりつつあることを感じはじめていた。

<気まぐれ試打2003年度版 終わり>

3009 投稿者:golfTat 投稿日時:2003/ 4/21 0:10 3003 私のためのクラブが>KAN親分

マジな話、
・HS38-41m/s
・スライスまたは、ストレート系で高めの球筋
・ある程度滞空時間の出せる人

は、間違いなく飛んでいます。私が知る限り、世界一です。

合わない人は、

基がカムイなんで、重心角少なめ、スピン少なめなんで(打ち出しは高いんですが)
・プッシュしてから、スライスする人(私(涙)
スライスでも左から出せる人はOK。

・ドローで、滞空時間が少ない人(または、ドロップ気味の人)

ま、飛距離は、語るものじゃなくて、体感するものですから、本当か嘘か、一度お試しあれ。

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